万緑にひそめるものの息聞かな 祭笛吹き納めたる口を拭く 竹を伐るこだまの中に竹を伐る 福達磨瞳なければけがれなし 浦日和取って返して若布刈舟
鈴虫の声水となり風となり堀口星眠 灯かざせば鈴虫移る松の幹 木津柳芽 鈴虫の高音に心つきゆけず 中島秀子 遅月の雲険しくて轡虫 水原秋櫻子 森を出て会ふ灯がまぶし轡虫 石田波郷 朝霧の雨となりゆく草ひばり 冨岡掬池路
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