愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-10-28から1日間の記事一覧

「俳句の造型について」金子兜太 昭和32.3及び32.3「俳句」

「造型」は直接結合を切り離し、その中間にー結合者としてー「創る自分」を定置させようとするものなのです。そして、その場合「観念投影」者たちの「自己という人間」の表現に払われた努力と、新興俳句の人達の構成操作の着目の双方が、是非とも引き継がれ…

高村光太郎「造形美論」

(造形美とは)すべてそういう類の生命感をそれぞれの技術によって得ようとすることである。

フィリップ

ディレッタンティズムの時代は過ぎた。今や野獣の生きるべき時代である。

返り花

解体のビル折れ曲がる残暑かな 那須淳男 肘打ち合うて敬老の日の別れ 平子公一 一人遊びに慣れてトマトを丸かじり 西川織子 火の如き望郷夾竹桃咲けり ほんだゆき 木ノ実落ちつぐ胸奥の谺かな 同上 波の岩波立たぬ岩秋涼し 小田司