愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-11-27から1日間の記事一覧

『緑の夜』木野ナオミ(2014年.角川学芸出版)を読む

『緑の夜』は木野ナオミの第一句集。春野同人。俳人協会会員。 序 黛執 15句抄。 浅春の木馬の眼濡れてをり 枝垂るるも天指すものも枯木なる 真つ白なエプロン八十八夜くる 月代の誰か出て行く下駄の音 行く秋の鯉のひろげてゆく日向 水鳥を眠らせて日の退…