愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-11-29から1日間の記事一覧

『雁のころ』木野泰男(2017年.文學の森)を読む

『雁のころ』は木野泰男の第一句集。春野同人。俳人協会会員。 序 黛執 跋 奥名春江 15句抄。 春浅しかもめは羽を光らせて 菜の花や堤の先の町暮れて どの田にも水たつぷりと桐の花 保線夫の掛け声揃ふ竹煮草 山の端に釣瓶落しの空残る 寒落暉一朶の雲を燃…