愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

人生

喫茶店は大人の学校である

川端康成『眠れる美女』より

小さい虹を見ることから、娘のきれいなひそかなところが目にうかんできて追い払えなかった。それを江口は金沢の川沿いの宿で見た。粉雪の降る夜であった。若い江口はきれいさに息を吞み涙が出るほど打たれたものであった。ひそかなところのきれいさがその娘…

『伊豆の踊子』より

海はいつの間に暮れたのかもしれずにいたが、網代や熱海には灯があった。肌が寒く腹が空いた。私はどんなに親切にされても、それを大変自然に受け居られるような空虚な気持ちであった。明日の朝ばあさんを上野駅まで連れて行って水戸までの切符を買ってやる…

川端康成 横光利一への弔辞

国破れてこのかた、一入木枯にさらされる僕の骨は、君という支えさえ奪われて、寒天に砕けるようである

賀喜遥香

乃木坂46の4期生。 宇都宮女子高*1の出。 同郷で最も勢いのある人として、個人的に応援している。 でも、写真集は買わない笑 *1:県内屈指の進学校

藤井あかり

百千鳥さへ聞こえなくなる祈り 早産で産まれた子への保育器への願い

ゲーテ

毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。

「アテネに死す」マックス・フリッシュを読む

アテネに死す https://www.amazon.co.jp/dp/4560042810/ref=cm_sw_r_awdo_2M5EDVXJZGRH180WDW2W オイディプスは自己悲劇的過ぎる。暗夜行路は楽観的すぎる。より具体的であるが、ひとつの典型的な現代人の型としての象徴をつくっての意識の流れてきな書き方…

マックス・フリッシュ

われわれはまさに我々が愛している人間についてこそ、かれがどんな人間かを言うことはできない。われわれはただ、彼を愛するだけである。そしてまさにこの点にこそ、愛が、愛の驚異があるのだ、愛が我々を生あるもののなかに漂わせておく点にこそ

私と俳句

「私と俳句」という題を頂いた。春郎前主宰のような軽妙な随筆は到底書けないが、ささやかな自己紹介を書いてみる。 思い返せば幼い頃から活字中毒であった。幼稚園か小学校に入る頃、留守番の間、辞書を読んでいたことがあった。かえって親に心配された。 …

時事通信より 俳人の根岸善雄氏死去

俳人の根岸善雄氏死去:時事ドットコム (jiji.com) 根岸 善雄氏(ねぎし・よしお=俳人)16日午前7時45分、多発性骨髄腫のため埼玉県羽生市の自宅で死去、82歳。同県出身。葬儀は24日午前11時から同市西3の29の14のダイリン羽生きらら会館で…

ボードレール

ダンディとは、生き方の美学を宗教にも似た信仰へと高めるもののこと

雑煮

山雪に焚く火ばしらや二月空 月いよいよ大空わたる焼野かな 牧がすみ西うちはれて猟期畢ふ 日影して胸ふとき鶏や芹の水 三伏の月の小ささや焼ヶ岳 以上 飯田蛇笏

寺山修司

時計の針が前にすすむと「時間」になります 後にすすむと「思い出」になります

クリスマスリース

世阿弥 文化の日

初心忘るべからず 時々の初心忘るべからず 老後の初心忘るべからず

この先のわが楽しみも苦しみも逝きし母とは分かち合うなし

なんでなんで期と詩集

子どもが3歳になる。この時期は、なんで?なんで?を繰り返して、親を悩ませる。 それに一々答えることもよいのかもしれない。 だが、図鑑をもって調べることの面白さを伝えている。 これは多くの人が推奨しているようである。 自然科学的な正解があること…

初節句

この先も桜の花を見るたびに母ありし頃と思ひつるらむ この先も枝下桜を見るたびに母ありし頃と思ひつるらむ この先も枝垂桜の散るたびに母ありし日と思ひつるかも

毎日を母と話さむ花苺 膝に寝る子の入園も初恋も母は見られず春の三日月 膝に寝る子の卒業も初恋も母え見ざらむ春の三日月 月明に苺の花の散るごとし 膝に寝る子の卒業も初恋も母は見ざらむ春の三日月

古今集仮名序

時移り、事去り、楽しび、悲しび、行き交ふ