2022-06-28 ■ 俳句 夏足袋の高らかに踏む足拍子 加島葉子 深吉野に立夏の笛を吹き鳴らす山口素基 深吉野や鮎を開きて月に干す 同上 夕蝉の金色の聲ひびきけり 同上 草刈られ風は浮力を失へり 大橋嶺彦 赤んぼの手足のくびれ玉の汗 甲斐ゆき子 下北の潮の香の濃き山背風 布施協一 雷鳴にさへ岬馬の動かざる 同上