愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

俳人格 平畑静塔 馬酔木s26.4

 俳人としての人格完成とは、具体的に云ふならば、俳句を通して世に処し、俳句のために生きるといふことである

根源を追ひつめること俳人の生活なのである。さうして高まってゆくのが俳人格といふものなのである。我々には俳句の場として以外の生活はないはずである。

多元の統一をするものは、人間生命である(中村草田男