愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

カント 実践理性批判

ここに2つのものがある。それは我々が、その物を長く思念すればするほど、新たな感嘆と畏敬の念を持って我々の心を余すことなく充足させるものだ。つまりそれは私の上なる星を散りばめた天空であり、私の内なる道德法則である。私はこの二つの物を暗黒に閉ざされた物として、あるいは超越論的なもののうちに隠されたものとして、私の視界の外に求めたり、単に推測したりすることを望んだりはしない。私は現実にこれを見て、この二つのいずれをも、私の実在の意識に直接連結することができるのである