愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-02-06から1日間の記事一覧

根岸善雄 第三句集『松韻』を読む

『松韻』は根岸善雄の第三句集。 十五句抄 八月の海峡まぶし烏賊を干す 月明の湖に白鳥珠となる 鷺草の地に曳く影も風に舞ふ 雁ゆきて夜はしろがねの結氷湖 てのひらにともる螢のつめたさよ 椎の木に水のにほひの熱帯夜 風花のあと群青の山毛欅の空 止り鮎水…