愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

荒井退造展・ウクライナ侵攻

冴返るキエフの門に軍靴かな 菊池まゆ 組曲《展覧会の絵》 キエフの大門 チェリビダッケ指揮 - YouTube

Fortune is unpredictable and changeable.

 M.チクセントミハイ

生活を改善するには、経験の質を改善せねばならない

Queen洋菓子店

早春のセーラー服が息づけり 高峯秀樹 雲の峰巨大マンション土台とす 同上 菊着せて菊師が姫に魂入れる同上 船客はすべて同胞秋夕焼 同上 たましひのしづかにうつる菊見かな 飯田蛇笏 わがいのち菊にむかひてしづかなる 水原秋桜子 水底のもみぢと浮いて居る…

君を追ふ砂踏む足の洗はれて船笛遠し春の渚は

『俳句の音韻について 母音を中心として』 渡邉建彦 を読む

「かつらぎ」同人。 元医学部教授。 の第一評論集。 10万句にわたる俳句の分析が素晴らしい。 俳人がおそらくそうかもしれないなと思っていることを、数字及び分析をもって明確に提示したことが大変有意義。 さらに俳響点という概念の提案は新たな視座を俳…

メテオール

一生を一壺に納め蜆汁 江田ゆう メレンゲの泡の角立つ復活祭 菰田きく絵 まつすぐにひかりを求め蘖ゆる 坂本緑 口開けて象が水浴ぶ穀雨かな 野島正則 神木の張り根ふとぶと一の午 松井恭子 陽炎を来る人遠ざかるやうに 森川敬三

fudan cafe

熊笹に虫とぶ春の月夜かな 前田普羅 蹴あげたる鞠のごとくに春の月 富安風生 春の月産湯をすつる音立てて 石田波郷 誰か手をたたく春月出てをりぬ 川崎展宏 朧三日月吾子の夜髪ぞ潤へる 中村草田男 朧夜や殺してみろといふ声も 高浜虚子 浴身月出てすぐに朧…

根岸善雄 第三句集『松韻』を読む

『松韻』は根岸善雄の第三句集。 十五句抄 八月の海峡まぶし烏賊を干す 月明の湖に白鳥珠となる 鷺草の地に曳く影も風に舞ふ 雁ゆきて夜はしろがねの結氷湖 てのひらにともる螢のつめたさよ 椎の木に水のにほひの熱帯夜 風花のあと群青の山毛欅の空 止り鮎水…