愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログとも題材似ている? 三十一文字 世界を切り取る「短歌」の世界

ブログとも題材似ている? 三十一文字 世界を切り取る「短歌」の世界 - 週刊はてなブログ (hatenablog.com) はてなブロガーの短歌 25選 id:ohnosakikoさん あたらしい首輪は軽い 拘束と愛の違いをだれか教えて あたらしい首輪は軽い 拘束と愛の違いをだれか…

賀喜遥香

乃木坂46の4期生。 宇都宮女子高*1の出。 同郷で最も勢いのある人として、個人的に応援している。 でも、写真集は買わない笑 *1:県内屈指の進学校

藤井あかり

百千鳥さへ聞こえなくなる祈り 早産で産まれた子への保育器への願い

ゲーテ

毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。

世阿弥

住する所なきを、まづ花と知るべし

「アテネに死す」マックス・フリッシュを読む

アテネに死す https://www.amazon.co.jp/dp/4560042810/ref=cm_sw_r_awdo_2M5EDVXJZGRH180WDW2W オイディプスは自己悲劇的過ぎる。暗夜行路は楽観的すぎる。より具体的であるが、ひとつの典型的な現代人の型としての象徴をつくっての意識の流れてきな書き方…

観潮船渦の形に梶を切る 石井いさお 筑波嶺の二峰相寄る冬日和 矢内修一 めくるめくほどの紺天鷹渡る 横澤放川 子鹿来て旅愁影さす蕨餅 水原秋桜子 白梅のふふむも散るもまた静か 徳田千鶴子 開戦の日ぞ海鳴りを鎮魂歌 岡田貞峰 鷹をとめ天領杉の空ふかし 同…

マックス・フリッシュ

われわれはまさに我々が愛している人間についてこそ、かれがどんな人間かを言うことはできない。われわれはただ、彼を愛するだけである。そしてまさにこの点にこそ、愛が、愛の驚異があるのだ、愛が我々を生あるもののなかに漂わせておく点にこそ

正岡子規の母曰く

毎年よ彼岸の入りに寒いのは

マックス・フリッシュ「アテネに死す」

あるところでマルセルが言った、知ってるかい、死というのは女性なんだ!(テユ・セ・ク・ラ・モール・ヱ・ファム)わたしが彼を見つめると、そして大地も女性なんだ!(ヱ・ラ・テル・ヱ・ファム)そう彼は言った。

西川火尖 第一句集『サーチライト』を読む

『サーチライト』は西川火尖の第一句集。序:石寒太 「炎環」同人。 同著については 「週刊俳句」の石川火尖第一句集『サーチライト』特集に句集評を寄稿したので、下記リンクを参照。 週刊俳句 Haiku Weekly: 第777号 2022年3月13日 (weekly-haiku.blogspot…

水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本眸

白鳥帰る

声やはらぐ鷽の日あたる胸毛見て 加藤楸邨 鷽鳴くや山頂きに真昼の日 相馬遷子 頬白や一人の旅の荷がひとつ有働亨 頬白や目つむりて空白となる 森澄雄

鞆の浦

親馬のあとあしの辺の子馬ゆく 星野立子 肌ぬくきまで孕み鹿寄り来たる 山崎ひさを 春の鹿水のひびきが木の間より 友岡子郷 風強く晴れたる山の落し角 宇佐美魚目 雲上にまだ雪嶺や百千鳥 森澄雄 鶯やうれしきときのなほかなし 安部みどり女 鶯や薬を秤るも…

渡良瀬葦焼

雛の間に寝てたましひの眠られず 大石悦子 明るくてまだ冷たくて流し雛 森澄雄 雁供養星見えぬ夜は海荒れて 成瀬桜桃子 雁風呂や日の暮れ方を波さわぐ 豊長みのる 義士祭日照雨きし坂息はずみ 村沢夏風 万愚節に恋うちあけしあはれさよ 安住敦 エイプリルフ…

塩田を雲とへだてて遍路ゆく 阿波野青畝 雲がさびしくて遍路も群つくる 藤田湘子 灌仏や鳶の子笛を吹きならふ 川端茅舎 降り足りて夜空むらさき仏生会 鍵和田柚子 くろがねの丹田ひかる甘茶仏 野澤節子 門前にあをあをと海花御堂 高野素十 うららかに妻のあ…