愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白鳥

毎日を母と話さむ花苺 膝に寝る子の入園も初恋も母は見られず春の三日月 膝に寝る子の卒業も初恋も母え見ざらむ春の三日月 月明に苺の花の散るごとし 膝に寝る子の卒業も初恋も母は見ざらむ春の三日月

わが胸に蜘蛛巣喰ふなり垂乳根の母の命の長さ知るより わが胸に蜘蛛巣喰ふなり病む母の命のながさ知らさるるより わが胸のブラックホール病む母の命のながさ知らされしより わが胸に黒拡がりぬ病む母の命のながさ知らされしより わが胸に黒巣喰ふなり病む母…

花苺

行く末や苺の花を見るほどに母逝く頃を思ひ出すらむ 垂乳根の母は小さき星のごと苺の花のごとありしかな 月明や苺の花の咲くほどに母逝く頃を思ひ出すらむ 花苺見るたび母を思ひ出す 月明や苺の花を見るほどに母逝く頃を思ひ出すらむ

どんな名優の演技も子供と動物には及ばない

村上蛃魚こと村上成之

砂原も焼きて只照る日の影に松葉牡丹は諸向き咲けり

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永遠のごとき時間や月明に子は妻の乳呑みつつ眠る 月明に時間(とき)は止まりぬ子の妻の乳吸ひながら落ちゆく眠り

カミュ『ペスト』

こんなにも感染症が流行るとは。 よい組織は悪い悲壮よりもましである。 あいつらときたら,怖がるときは自分のためだが,憎むときは他人を憎むのだ!

鬼やらひ