秋風や水に落ちたる空のいろ久保田万太郎 コスモスの風ある日かな咲き殖ゆる杉田久女 いちまいの刈田となりてただ日なた長谷川素逝 啄木鳥や日の円光の梢より 川端茅舎
『隼の胸』 さくらからさくらへ鳥のうらがへる 紙漉のをんなのかほもながれけり 夜を来る馬の輪郭星涼し うたふとき鯨の鰭のやはらかし 『夜明』 屋根のびてきて屋根の雪落ちにけり 半島も海もさかさに鳥の恋 水よりもみづみづしくて青蛙 没しはじめしうすら…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。