愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2024-01-30から1日間の記事一覧

曽根薫風『喜寿』(ふらんす堂、2023年)を読む

『喜寿』は曽根薫風の第一句集。「馬醉木」同人。俳人協会幹事・同岡山県支部顧問。序 德田千鶴子。十五句抄。 定まりて子にひき渡す凧の糸 母匂ふ陶枕かたく冷たくも 若水の上に日の差す岩の上 初電話胎児が腹を蹴るといふ 節分の雪や板書の手を止めて 画用…