愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

2024-02-23から1日間の記事一覧

野中亮介『つむぎうた』(ふらんす堂、2020年)を読む

『つむぎうた』は野中亮介の第二句集。「花鶏」主宰、「馬醉木」同人。俳人協会評議員。十五句抄。 遙かより帰るところの涼しくて わだつみや月下に壱岐のひと雫 天の川胸にあるとき言葉美し つまさきに力をこめて巣立ちけり 冬帽を握りしめたる正座かな 薫…