愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

金子兜太 俳句と社会性(アンケート)s29/11「風」

社会性は「素材」なりとする意見は、社会的事象が意識的に素材として採り上げられる、その現象面のみをみたもので、根本を見ていない。ただ、この意見から教えられるのは、そざいとしてのみ扱う者に対する警告としての意味である。感動がないから、スローガン化することが多いので、俳句性を尊重せよというのもわかる。