初めて
気が付いた
何年もあなたが
痩せた身体と
猫っ毛な髪のまま
ここに居たこと
・・・
誰もいないと思った世界に
あなたが居たんだって事実が
歯の奥が緩んで
初めて殺される夢を見なくなるぐらい
言いたくない
さようならを言って
まだ愛しているし、まだ愛していてくれている
それだけでは
朽ちていくだけで
確信を手に入れたから
気づけば
私は全てを手放しても立てることに
初めて笑顔になれた
地面や頭、それに空が一蹴されるほど
革命
・・・
夕焼けに
黄色い
咲き誇っていた