愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

西原裕美 心待ち

降れば

これは新しい場所

小さな粒を初めて見て

一つ一つが

違っていることに気づいたの

 

重さも軽さも

落ちてく角度も

異なって

 

ずうっと待っていた

足がうずうずするぐらい

空ばかりを眺めて

手放したものと

手に入れたものを思いました。