遠い日の雲呼ぶための夏帽子 大牧広 衣をぬぎし闇のあなたにあやめ咲く 桂信子 竹の葉の落ちゆく先も竹の谷 鷲谷七菜子 布織ってをり垂直に汗落ちて 中山和子 行春の一人旅にて淋しかろ 大竹孤愁 残り葉の人のけはひに散りかかる 同上 一山の挿頭と見ゆる桜…
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