『光響』は根岸善雄の第四句集。「馬酔木」同人。十五句抄。 蒼天のひかり聚めて冬桜 ひつじ雲うさぎ雲草笛欲しや かぎりなく柳絮睡りの中を飛ぶ 梅雨穂草水より淡きゆふべ来る 湿原の天眩しめば鶴鳴けり たまきはる螢火の燃え尽きざるや 碧潭の底まで透くる…
蒼穹を鵙ほしいまま曼珠沙華 川端茅舎 日暮るるや空のはてより秋の汐正岡子規 海女深く息づく秋の潮かな 潁原退蔵 刈込みし山美しや小鳥網 松本たかし
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