2023-12-17 かしの森公園 俳句 写真 栃木 孤獨 田舎の白つぽい道ばたで、 つかれた馬のこころが、 ひからびた日向の草をみつめて居る、 ななめに、しのしのとほそくもえる、 ふるへるさびしい草をみつめる。 田舎のさびしい日向に立つて、 おまへは何を覗いて居るのか、 ふるへる、わたしの孤獨のたましひよ。 このほこりつぽい風景の顔に、 うすく涙が流れて居る。 萩原朔太郎