一山の燃ゆる躑躅となりにけり 咲き満ちて牡丹の影なかりけり 葉ざはりの刃ざはりに似て笹粽 鷹羽狩行 帆柱を風駆けのぼる五月かな 同上 理髪師のひぢかろやかに室の花 下山春陽 着ぶくれの人より貰ふビラ一枚 林弓夫 羽子をつく音上にあり下にあり 星樹人 …
街灯と月との蝕よ天国にあらねば門はたやすくひらく 高良真実
夜神楽の一番遠き星に礼 赤松佑紀 梟のこうえ星々を近づけず 同上 河豚捌く凪を待たずに刃を入れて 同上 面取られ面打ち返す寒稽古 菊地のはら
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。