雨含む風や晩夏のたなごころ 中西夕紀 苔の階苔の畳や霧のぼる 同上 どの水も千曲に注ぎ青田波 同上 よしきりや佐久の平の水勁し 原雅子 ひらけば地図に霧の流れて山国は 同上 芳名の失せてゆくなり油照 仲寒蟬 百日紅いくつも過ぎてふるさとへ 同上 鮎釣の…
筍を剥く妻をんな盛りなる 棚山波朗 水車まだ水を落とさず波朗の忌 坪井研治 春の灯を分け合ふ人のなかりけり 太田直樹 波朗忌や錆ひとつなき白椿 武井まゆみ
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