2022-10-21 ■ 俳句 朝顔のふるへる水をかけにけり 今瀬剛一 水引草山に近づく径ぬるる 石原英子 溝蕎麦や水車は水を遊ばせて 今順子 朝顔の庭はきやすき男下駄 梅津智子 流れ星をさなき願ひにこそ光れ すずき巴里 新涼や名画を運ぶ白手套 武田佐自子 しんぞうをドンと花火がおしてくる 柏原千佳 浦中の大漁旗吊り宮相撲 伊藤芳子 引く波に擦れ合ふ砂や盆の月 小見恭子 ゆるゆると遠回りして走馬燈 菅原くに子 ケーキよりはがすセロファン天の川 明官雅子 八月やダッグアウトの千羽鶴 早川たから