愛ね、暗いね。

あるいは小さな夜の曲

海老原喜之助

黒竹の丈の涼しく揃ひけり 市村明代

千枚田千の音して水落ちぬ 南光翠峰

一の字に反りて鰰焼かれけり 鈴木しげを

夫婦して訪ふ泉あり風鶴忌 同上