2021-11-03 ステーキのことなど 俳句 沖占むる流氷夜を軋まする 徳田千鶴子 白玉や世に遅るるといふ寧さ 小野恵美子 鮎落ちて鵜籠に満つる風の音 橋本栄治 手にのせる嬰のふぐりのあたたかし 那須淳男 大手門より月影の花ふぶき 工藤義夫 航跡の胸かき立つる立夏かな 西川織子 水底にみひらいて居る落椿 ほんだゆき 眉はいて桜のごとく老いゆかむ 同上